「お茶」といえばイコール「日本茶」を想像する方もきっと多いですよね。お礼やお中元などでいただいたりすることも多い煎茶、日本茶ですが、その製法や効能などは、意外と知らないままでグビグビと飲んでしまっていたことに少し反省。
3月22日からの「期間限定西荻茶道部」に日本茶を出品予定のしもきた茶苑大山さんの店舗に先日伺い、お茶の製茶方法や日本茶をめぐるその周りの状況など説明を教えていただきました。
DMにも記載している「茶師 十段」というのは、全国のお茶のエキスパートのみが
臨む事ができる、「茶審査技術 十段」の称号。
日本に9名しかいないというその十段が2名もいるという大山さん!
(こちらのリンクから、その緊迫した検定会場のリポートをご覧いただけます。)
お茶の樹の生育状況の説明、製茶方法により異なってくる日本茶のバリエーションのこと、
数あまたある茶葉をブレンドすることでどのような味を生み出すのか。。。
(上の写真は携帯用の抹茶セット、小振りな茶碗、棗、茶さじなど)
大山泰成さんからお聞きした日本茶界(?)のお話は、目からウロコの事ばかり。
新茶が出てくると「新茶」「新茶」のノボリ旗を沢山目にしますが、
新茶というのは(例えて言えば)ボジョレーヌーボのような若々しい味を楽しめるもの。
煎りたての香ばしさも、ならでは。
逆に、採れてから時間をおいた茶葉には、こなれてまろやかになった味わいが魅力的。
苦みがちょっと苦手、という方には、実はひね茶(古茶)の方が良いとも。
ワインの専門店で、産地と年を見ながら味わうのと同じように、
日本茶でも「採れた年」を愛でるような日がいつか来たら、、、
また別の視点で楽しめそうですね。
【イベント出品予定】
煎茶(茶師十段によるオリジナル製茶)
抹茶入り玄米茶
ほうじ茶(自家焙煎)
缶入りの抹茶
その他、写真の茶器なども出品予定です。
◀これも携帯用の茶器。
蓋付きの陶器の湯のみかな、と思いきや、
実は蓋の部分に茶こしが一体化になっている
という驚きの構造!
中国茶にも良さそうな小さい杯が2つ
セットになっています。
ちょっと変わり種でこちらも出品予定▶
これは面白い急須!
。。。ではなくて、茶高炉です。
中に小さいキャンドルを入れて上のお皿に茶葉を乗せて火を灯すと、仄かにお茶の香りが部屋に漂います。
自然な香りなのでフレグランスが苦手という方にもオススメです。
この日は時間が早かったのでお話のみでしたが、
大人気の「茶師十段のかき氷」を食べに、暖かくなった頃にまた下北に行こう!と
決意しつつの帰路でした。
4月17日にお台場のパレットタウンで開催されるかき氷の祭典(!)カキコレ、
こと「かき氷コレクション2013」にも出品予定との事、必見!